ごはんと飲み物は紙一重

あんまり更新できてないです

約5年勤めたちゅらデータ株式会社を退職します

人生初の転職

表題の通りですが、会社立ち上げてすぐに第1号インターンとして入社し、5年間育てていただいた、 ちゅらデータという沖縄でも類を見ないすごくいい会社 を10月末をもって退職します。この先に自分がやりたいことが見つかったのでポジティブに転職という次第です。人生初のイベントがいろいろあったので、つらつらとまとめていくそんな退職エントリにあたります。

結構思ってることをつらつら書いたら数千文字の長い文章になったので興味があればどうぞ。忙しい方はブラウザバックするか、とりあえず中身無視して一番下までスクロールするといいと思いますよ。

お前誰?

ハンドルネーム: いんてる(SNS ID: intel0tw5727) と申します。前半はデータサイエンス関連業務をやりつつ、後半はシステムエンジニアとしてデータエンジニアリング・ウェブアプリ開発・プロジェクトマネジメントなどなど色々なことに触れてました。エンジニアコミュニティに対しても活動していて、PyData.OkinawaのオーガナイザーやPyCon Kyushu in Okinawa 2019 の座長を努めたりもしました。現在はPyCon Kyushuの役員として九州地方のPyCon開催を支えていたりしています。

雑に振り返る

入社まで

学部3年のころ、データサイエンス系インターンに10社全お祈りを達成して絶望していた頃、PyData.Okinawaでつながっていた アイパー隊長 に紹介を受けて、社長の真嘉比と会うことに。話していくと「最高に面白い仕事を沖縄に創りたい」「沖縄が低賃金でニアショアとして選ばれている現状をぶち壊したい」「なによりそれを地元の沖縄で達成するべく会社を立ち上げに戻ってきた」と、聞くだけで圧倒されるくらいのパワーを感じ、「沖縄にもまだこんなにパッションあふれる人がいたんだ」と感動したのを今でも覚えています。

自分や会社に対して心配な部分はたくさんありましたが、それも月をまたいでいけば杞憂でした。特に社会人になったらいわゆるヒエラルキーのある一般的な企業に行くものだと思って教育を受けてきたこともあり、一つ一つが自分の中の常識外れのことばかりでしたが、ちゃんと的を得た進み方になっていました。そもそも最近のITベンチャーってこういうものなのかな?

インターンとして雇ってもらって、そこからアルバイトへ採用、正社員という形で入社することができました。それでもインターン・アルバイト期間でいくとおよそ1年半は在籍したことになるので結構長いです。良い意味で普通の企業とはかけ離れた文化と、沖縄でも類を見ない技術力・レベルの高さ、社長がエンジニアだからこそ生まれる最高の環境に、居心地の良さを感じて新入社員のカードを切ってこの会社を選びました。

偉そうなこと書いてますが、 インターンしたときの記事もまとめたりしてましたね。(OJTで学んでいくスタイルのインターンだった?ので外に出せない情報が多いのはあるある)

twdlab.hatenablog.com

正社員になってから

初めの一年は画像処理など学生時代に身に着けた知識を中心に、データ分析やモデル構築案件に携わり成果を出していきました。納期という制限があるなかで、とことん突き詰めていったので貴重ないい経験になりました。ちょこちょこコミュニティへの登壇をしたり、PyCon Kyushuのカンファレンス運営したり、コミュニティ活動もこなしつつでしたね。2年目からはPM業やSI業みたいなところにも手を出しつつ気がつけばなんでも屋みたいな形で、資料も作る、アプリも作る、顧客折衷もやるみたいな感じで、ビジネス上必要なところをあれこれやっていくようになりました。

twdlab.hatenablog.com

転職のきっかけ

そもそも転職理由ですが、

  • 現状システムエンジニアとしてなんでも屋をしているが、もう少し技術スタックを絞ってコードを書いて開発していく仕事をしていきたい
  • 30歳なる前にはちゃんと柱になる強い技術力をつけておきたい。それをちゃんと業務に生かして価値を提供できる会社があればいきたい

というのが主な理由で様々な案件に携わっていくにつれて気持ちが強くなりました。細かいところを上げていってもそれなりにあるのですが、今回の転職活動のモチベーションを保っていけたのは上記が主な理由になります。というわけで、案件が終わるタイミングでちょこちょこまとめていた職務経歴書を転職用に修正して、履歴書を準備しつつ企業を探す形でした。忙しくないときに転職用資料を作っておくの大事。

特に年齢を取っていけば行くほど、いわゆる管理職としてのキャリアパスが見えてくると思っていて、おそらく今のまま業務を続けていけば若いうちに達成はできるんだろうと思っていましたが、モチベーションが保っていける自信がありませんでした。一応今の会社でも希望を伝えることができるので、色々相談はしてきたものの、どうしても受託開発などが中心となっている業務の都合上、中々選んだりタイミングよくアサインするみたいなことができず、今に至ると言った形ですね。

そんなとき、とある方から「最近、ブログ書いたり登壇したりしなくなったね」と声をかけられ、改めて振り返っていたときに、新しい技術とか学びにワクワクしていた自分が今の自分になくなってしまっていることに気が付きました。まだ年齢から客観的にみても、もう少しコードを書いててもいいかなと思ったことや、自信を持って強みと呼べる技術がふわっと浮かべなかったことが、転職活動を本格的にしようと思うきっかけでした。誰よりもちゃんとコードを書いてから管理職のキャリアパスを踏まないといずれ「あいつなんにも知らないやつ」って思われちゃいますからね。

転職活動中

冒頭にも書いた通りではありますが、転職はあくまでも「面接受かったらちゃんと考えよう」のスタンスだったので、最悪全部落ちたとしても現職には残るつもりでした。不満があって転職よりも「もっと自分を成長させたい・キャリアを見据えて選択したい」気持ちがあったので、ダラダラとはせず1ヶ月から長くても2ヶ月で転職活動は終わるつもりでした。学生時代はインターン10件全お祈りなんてこともあって不安もありましたが、結果として1ヶ月半くらいで、3社に応募して第一希望だった企業様から良いオファーをいただけたので転職活動を終わらせることができました。本当に良かったです・・・

実際オファー面談を受けたりしたときには「エンジニアが転々とすることで年収が上がっていく理由」みたいなものをふわっと理解したような気がしました。「こうやって年収があがるんだな」と。まぁ実際問題エンジニアはまだまだ需要のほうが高く、どこも人手がほしいってところもあると思うので、多少恵まれている職業っていうこともあるかもしれないですね。

転職活動を終えて

実際には業務スキルをできるだけ細かく書いて、面接に望んだのでより深ぼって話ができたのは良かったかなと思います。資格もたくさんある感じではなかったので、持っているものを出しつつ、いくつかチャレンジした話とかもちらほらと。学生時代にインターン面接受けたときも、今回の転職活動で中途面接を受けたときも同じで、やったことの過程をちゃんと思いをもって話せたのが一番刺さったのではないかと思います。私自身嘘が上手ではないので、正直に話せるところは話したところも功を奏したのではないかと。(まぁそもそも面接で嘘つくなみたいな話はもちろんある)

次はどうするの?

社内のメンバーから「次はどこにいくの?」とよく聞かれたので、聞かれた際は他言無用で話していますが、まぁ新しい職場でも今とかわらず外向けにアウトプットをしていくはずなので、時間が経てば私がどこに行ったかはわかるかなと思います。沖縄大好きなので沖縄にいます。

職としても「データサイエンティスト」から「Webアプリケーションエンジニア」へクラスチェンジするので、気持ちは新卒のフレッシュ感じで来るものどんどん吸収していこうと思います。実際来るものどんどん吸収していけるのは、これまでちゅらデータでいろいろな経験をさせてもらったからこそ、先の見えないカオスな状況でも体を合わせていけるのかなと思います。うまく言うならば「新しい会社でもカオス経験を活かす」形ですかね。

最後に

ちゅらデータ株式会社で私に関わってくれたすべての皆様に改めて感謝いたします。各会社にいればエースだっただろう人材が、この会社に集い、切磋琢磨し、楽しんで会社を成長させていることは本当に素晴らしいと思います。私自身も会社の成長に少しでも寄与できていたならそれは幸いです。

人数も50人を超えて、本当に大きな会社に成長していると思う中、私が抜けても大切にしてほしいことがあって、それは「社員が社員を尊敬すること」だと思っています。やめるお前が何言ってるんだという話がありますが、私はこの5年で会社が成長できたのは「各社員が社員を尊敬できる」からと思っています。各々がクレイジーで、できること/できないことがあるけど、プロジェクトとしてまとまれば目標に向かって足並みを揃えてすすめる。いわばワンピースではないですが海賊団に近いようなそんな会社だと思っています。これは人数が多くなるにつれて希薄になる文化ではあると思いますが、人が増えても100名を超えても、これが続けられるそんな会社であれば、それこそ「こんなクレイジーな会社はどこを探してもちゅらデータしかいない」のではないかと思います。

そしてわざわざこの記事を最後まで読んでくれた変わり者の皆様にもう一つだけ。

僕は抜けてしまいますが、ちゅらデータでは一緒に働けるメンバーを募集しています。インターン・新卒枠は更新頻度が多いため、職種がころころ変わっておりますが、採用基準を見たければ、中途採用ページの基準や採用ピッチを見ていただければ、どういう人に来てほしいか雰囲気はつかめるのではないかと思います。

churadata.okinawa

カジュアル面談も実施していますし、イベントも月イチペースで実施しているので興味がある方いればぜひ。あ、もちろん私に声をかけていただいても紹介しますよ。(本当に転職するんかあなた)

というわけで、本当の本当に最後です。今までありがとうございました。これからも他社から成長を楽しみに見ています。

↓例のリストです。

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